こんにちは。漢方内科担当の芹澤です。
暖かく、花粉の飛散量が多い日もあったと思ったら雪の予報で寒暖差についていくのが大変ですね。
皆さん体調管理うまくできていますか。
花粉症でよく使用される漢方薬に小青竜湯(しょうせいりゅうとう)というものがあります。
小さい青い龍のお薬?不思議な名前がついていますね。
五行という考えのなかで東の守護神とされるのが青龍です。キトラ古墳にも壁画として描かれているので、ご存知の方もいるかと思います。
龍といえば昔話などによく出てきますが、池の中に住んでいたり、鯉が川を遡って龍に成長したり、雨をふらせたり。水と関連して語られることが多いです。
花粉症で代表的な症状にたらたらと流れる鼻水があるわけですが、水を制御する力をもったお薬ですよ、ということを示すためにこの名前がついているのですね。
体の中に冷えと余分な水分がある時には、こちらを処方しますが、あまり冷えがなかったり、鼻づまり、痒みなどの症状が強い時には他のお薬を選定します。
一般的な抗アレルギー剤との併用は問題ないか心配される方もいらっしゃいますが、大丈夫です。抗アレルギー剤のみで症状が取りきれない時に併用されるのもおすすめです。
花粉症で漢方を試してみたい時はご相談ください。