だんだん日没が早くなって来ました。2023年は12月22日が冬至です。
北半球で一番日照時間が短い日ですね。皆さんは冬至になにかされていますか。
冬至に有名な風習といえばゆずをお風呂に入れたりかぼちゃを食べたりしますね。
今回は漢方の視点から、この風習をみてみたいと思います。かぼちゃは温かい性質があり消化機能を強める働きがあります。よく一緒に料理される小豆は消化機能を活発にして解毒・利尿作用があります。
ゆず風呂は江戸時代の銭湯から始まって広まっているようです。柚子には消化を助け、咳や痰を除き、二日酔いに良く、気を巡らせる働きもあります。暴飲暴食が続いた不調の時にはいいかもしれません。
陰陽でいうと陰が極まってこれからだんだん陽が強まっていくという大事な日に、色々な体の不調を整えてくれるいい組み合わせですね。少し胃腸が疲れているな、と感じる時には冬至の日以外にもお勧めです。年末は胃腸が疲れることも多いと思いますので是非取り入れてみて下さい。
漢方内科担当 芹澤