今年は関東では立春翌日の2月3日に春一番が吹いて驚きましたね。1951年以降で最も早かったようです。
関東では寒さも和らぎ穏やかな日が続いているように感じます。
風は漢方では春の性質に分類されています。
五行の分類では木も春の性質です。春になって草木が一斉に新芽をだし、伸びて行く性質が春を表しているのですね。動きがのびのび制限されないのが春らしい動きで、この動きがうまくいかないと色々な不調が出やすくなります。
不調の出やすい場所は体の上の方に出やすく、例えば花粉症や、頭痛、目眩、怒りやすいなどが考えられます。
皇帝内経という昔の本に春のお勧めの過ごし方が載っていますのでご紹介しますね。
『夜更かしせずに早く寝て、朝は早く起きて緩やかに庭を歩くようにします。肉体的には、冠をかぶったり、急激な労働をしたりすることなく、精神的には万事のびのびとさせて削ぐことなく、与えて取り上げることなく、誉めても罰することなく、全てゆったりとのびのびさせておきます。』
体も心もゆったりとしていると、季節の性質と合うようです。
少し意識的に春らしく過ごしてみてくださいね。