みなさまこんにちは。
今年もゴールデンウイークが始まりましたね。
昨年とは違う休日を期待していましたが、状況はさらに厳しくなっています。
当院では、今週初めより、私も含めてcovid-19に対するワクチン接種が始まりました。
なかなかワクチンの入荷状況がわからず、いつになるかモヤモヤしておりましたが、
やっと届きました。
今週はスタッフを中心に24名、1回目のワクチン接種を受けました。(当院ではファイザー製)
受けた後の個人的な感想ですが、、
筋肉注射であり、インフルエンザ等の皮下注射に比べて、接種時の疼痛は少ないです。
当日は特に疼痛はありませんでしたが、翌日に接種部位の筋肉痛のような痛みがありました。
熱や倦怠感は私は出現しませんでした。(若い方には出る傾向との噂さですが。。)
当院のスタッフの中で、重篤なアレルギー症状等は幸い発症した方はいませんでした。
今のところスタッフの協力もあり、順調に進み、ひとまずほっとしました。
(当院の看護師、受付スタッフ皆で研修を重ねました。スタッフの努力と協力体制にも感謝です。)
新型コロナウイルスに対するワクチン接種は、医療者の間でも、
接種すべきか否か、意見がわかれています。否定派の意見も私は尊重します。
確かに、短期間で生成されたものであること、長期にわたる検証がないことが主な不安だと思います。
私も不安が全くないとは申しあげれないのですが、
私なりにcovid 19の勉強をし、多くの信頼する感染症の専門である先生方の意見を聞きました。
その結果、ワクチン接種を積極的に進めていく考えに至りました。
また、私ごとで恐縮でございますが、
都立広尾病院にて長く勤務をさせていただきました。
形成外科としてはもちろん、救急医療、離島医療、中越地震の時も現地に趣き、
たくさんの勉強と経験を積む機会に恵まれました。
今でも医師として基礎を学べた広尾病院に勤めることができたことに感謝しています。
現在都立広尾病院は、全ての診療を制限し、コロナ感染患者様の診療を行っています。
救急医療の軸を担っていた広尾病院が救急診療を制限することは危機感を感じざるを得ません。
過酷な環境の中で、広尾病院の関係者がコロナと真摯に日々戦っていることを私からも伝えたいと思います。
そして、非力ながら私にできることは、地域医療として診療を継続することと、
ワクチン接種が、コロナウイルスに対する改善策の重要な一つにになるのであれば、精一杯協力していきたいと思っております。
2回目の接種は3週間後くらいになりそうです。
またお伝えいたします。
皮膚科形成外科 吉嶺