古典によりますと、男性は8歳、女性は7歳ごとに発育・成長・成熟・老化の段階を進むとされています。いわゆる更年期障害といわれるものはそのような人生のなかに現れる体の変化ですが、その現れ方は個人でさまざまです。全く症状を感じない方もいれば、突然多彩な症状に悩まされる方もいます。
症状としては、ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗、いらいらしやすくなる、不安、不眠、抑うつ、めまい、動悸、関節の痛み、疲れやすさなどが出やすいです。
個々人の現れの違いはもともと生まれ持った体の特質と、長年の体との付き合い方でかわってきます。
年を経るにつれて、以前は容易に出来ていたことが徐々に回復に時間がかかったりしていくものですが、そのときに年齢に応じた体のお手入れが必要です。
普段の生活での予防策として桑の実はとてもよいといわれています。実ができるのは初夏のころですが、最近はマルベリーとしてドライフルーツなどでも手に入るようになりました。お庭に桑の木がある方は是非、新鮮な物を楽しんでいただければいいのですが、桑の木が庭にある方も少ないでしょうから、他に生活に取り入れていくとしたら、新鮮な季節の果物や実・野菜を意識的にとっていくことが助けになります。
なかでも松の実・くるみ・ごま・山芋などは、手に入りやすいので食材として取り入れてみてください。