寒暖差が意外と厳しい6月ですね。
ただ明日あたりからは、一気に気温が高くなるとか、先ほどの天気予報での情報です😃
当院では、一年通してわきの汗の相談が多いですし、治療も行なっていますが、特にこの季節はさらに増える印象です。
わき汗治療のガイドラインでは第一選択が塩化アルミニウムローションとなっています。
塩化アルミニウムローションはしっかり外用することで、汗を出す汗腺にふたをして減らすイメージです。
毎日しっかり外用することで、効果を感じられます。ただ保険外となります。当院では1ヶ月分で約1800円です。
数年前よりエクロックという。汗を分泌させる経路の一部を遮断させる外用薬も登場しました。
ゲル状でとても外用しやすいです。
そして先月には、ラピフォートワイプというシート状の外用剤も登場、機序はほぼエクロックと同じです。
エクロックは 13歳以上から、ラピフォートは9歳から処方可能です。
小学生の相談も多く、非常に頼れる薬が登場し嬉しいです。
また、それでも汗のコントロールが難しい方は、ボトックス注射も行なっています。
ボトックスはほぼ確実に汗を止められるので、毎日外用剤をまめに続ける手間は要らなくなります。
欠点は注射が痛いのと(クリーム麻酔はもちろんしますよ!)と、少し高額(保険適応で3万円くらい)ということでしょうか。
わき汗だけではなく、更年期時期に起こる全身性の汗の治療としては、内服治療も適応であれば行なっています。
たくさんの武器が増えて嬉しいですね。
わき汗をコントロールして、ジメジメした梅雨も、ギンギンの夏も
快適に過ごせたらいいですね😃
吉嶺