こんにちは漢方内科担当の芹澤です。
私達の体は環境の影響を受けるので、季節によっていろいろ変わってまいります。
梅雨の時期は湿がもっとも影響を及ぼしていますが、もちろん梅雨に限らず、雨が降っていたり、湿気の多い環境だと体の中の変化と対処法は同じです。
「湿」の影響による症状は、当記事タイトルにつけたように体が重く感じます。そして体の下の方に症状が出易く、長引きやすく、繰り返して発症します。わかり易いところでは湿疹や浮腫みなどですね。
もちろん浮腫みに関しては内科的な疾患が背景にない事を確認する事は大切です。しかし、血液検査をしても浮腫みを起すような原因はみあたらないが、浮腫み易い。そのような方は多いのではないでしょうか。
そのような時は、香りのある物を摂ることで体の水の巡りを促してあげましょう。
昔から日本で良く食べられていたのは紫蘇だと思いますが、同じような働きをするものにパクチーやバジルがあり、香りで湿を飛ばしつつ、食中毒予防にもなります。同様に香りのあるミントなどのハーブティーもお勧めです。
身近な食材であまり良くならない時は、いろいろ良い漢方薬がありますので来院して御相談下さい。